電車に乗っていると妙に落ち着くのは何故?
医学博士監修「電車音ヒーリング」シリーズ
医学博士の板東浩先生監修
電車に乗っているかのようなバーチャル体験と
落ち着いた音楽によるトレインミュージック
医学博士監修 トレ眠 〜トレイン効果で眠る音楽
あなたは音楽が好きでしょう。
皆さまと一緒に楽しめたら最高ですね。
交響曲はシンフォニー(symphony)と呼ばれ、sym(一緒に、共に)+phone(音)という成り立ちです。たとえば、遠くの音はtele + phone =テレフォン(電話)となります。
さて、あなたには仕事や芸術、恋愛に対する情熱(パッション、passion)がありますか? この意味は広く、情念や愛情、感情、受難、苦痛、パトスなどが含まれます。共に感じるのがシンパシー(sym+pathy、共感、感応、同調)であり、共に感じる神経がsym+pathetic nerve(交感神経)です。
ヒトには交感神経と副交感神経が備わり、逆の働きを有し絶妙のバランスを保っています。自然界で生きる動物で例えてみましょう。敵と出会うと、交感神経が働いて脈拍や血圧を上げて戦闘態勢に。獲物を得て食した後休息しているときは、副交感神経が優位に働きリラックス。日々の生活で、交感神経は昼間に身体を活動的に、逆に副交感神経は夜間に心身を休息させてくれます。
本作品には、音楽+列車音がバランスよく融合されています。あなたの日々に、音楽がうまくサポートしてくれるでしょう。交感神経を少し刺激し、毎朝気持ちよく目覚め、「さあ今日も頑張るぞ」と活力が漲ってきたらいいですね。
医学博士 板東浩
睡眠音楽の活用は良いアイデアです。
ぐっすり眠られたら、あなたの体調や気分も快調で、自律神経や胃腸・免疫能も健やかに保たれるでしょう。
あなたの心臓はいつも動いていますが、心拍のリズムを自由に調節できません。しかし、大好きな異性が急に目の前に現われたりすると、いかがでしょうか? すぐにドキドキして脈拍数が増えるのは、身体に備わっている交感神経が瞬時に対応しているから。逆に、仕事を終えて自宅に帰り、シャワーを浴び寛いで晩酌をしているときはどうですか? 副交感神経が優位に働き、気分はゆったり、身体はゆっくりとリラックスしていますね。両者の神経をあわせて自律神経と呼びます。
おおむね交感神経が攻撃的に、副交感神経が防御的に働きます。いま注目されているのが「脳腸相関(腸は第二の脳)」です。自律神経がコントロールし、驚くほど精密な仕組みにより、いつも生態恒常性(ホメオスタシス)を維持しています。単に食物の消化吸収だけではなく、ウイルスなど外敵と闘う免疫の最大器官なのです。重要なのは腸内細菌叢(腸内フローラ)。ヨーグルトなど発酵食品の摂取によってバランスに優れたフローラ(花園)を持ちたいものですね。
なお、睡眠音楽の活用は良いアイデアです。ぐっすり眠られたら、あなたの体調や気分も快調で、自律神経や胃腸・免疫能も健やかに保たれるでしょう。
医学博士 板東浩
医学博士監修 トレ眠 〜トレイン効果で眠る音楽
あなたが小さい頃、
車や列車に乗るのが好きでしたか?
多くの子供は乗り物が大好き。それはなぜなのか、理由を考えてみましょう。まず、幼い子は、列車のおもちゃを手で持ち動くイメージを思い浮かべながら、嬉々として遊んでいますね。また、車や列車のエンジン音を好みます。その音には、ヒトが聞こえる2万ヘルツを超える超音波が含まれているため、気持ちよく感じられるのかもしれません。これらは視覚と聴覚を刺激しているのです。
さらに、触覚も関わります。たとえば、大きな太鼓をバチで叩いて鳴らすと、表面の皮が小刻みに揺れますね。これが空気を震わせて音を発生させ、同時にその波動が床を通じてあなたの身体に伝わってくるのです。このように、車や列車の座席にすわると、身体全体で音波や振動を受け止め、気持ちよく感じます。
さて、本作品に収録されているのは、列車に纏わる懐かしい音や環境音など。これらがあなたの潜在意識にある古い記憶を呼び覚まします。その上に、ポップな雰囲気の快活な音楽がタイミングよく加わっていくことに。すると、これらの刺激があなたの心身を適度にトレーニングする働きを担い、健やかな日々につながっていくことでしょう。
医学博士 板東浩
列車による音風景と景色の変化が、
心身をリラックスさせる。
地球には素晴らしい自然や音があり、人間には音楽があります。
人が住む社会には、綺麗な景色(landscape)や音環境(soundscape)が備わっているのです。
この現代社会の中で、人は誰もが常にあらゆるストレスが降りかかってきているといえましょう。そんなとき、日常を少し離れて、心身を癒すのもいいのではないでしょうか?
鉄道愛好家は親しみをこめて「鉄道オタク」、通称「鉄オタ」と呼ばれています。その中には、写真を撮る撮鉄(とりてつ)、乗ることが中心の乗鉄(のりてつ)が有名ですが、列車の音やホームの駅案内、メロディ、アナウンスなどを楽しむ音鉄(おとてつ)もあるのです。
列車の音で、ガタンゴトンという音と振動は、レールの継ぎ目を通るときに発生します。この適度な刺激は人を和ませる作用がみられるのです。いろいろな駅には音楽が活用されてきました。羽田や品川には空港チャイム、横浜には「ブルーライトヨコハマ」、久里浜駅には「秋桜」の曲が流れているのです。全国各駅を尋ねると、いろいろな縁(ゆかり、えにし)に纏(まつ)わる、心を揺らす曲とめぐりあうことでしょう。音楽は心の友、どうかうまく活用して心身を健やかに、ハッピーな人生につなげていってください。
医学博士 板東浩
医学博士監修 トレリラ 〜トレイン効果でリラックス
電車に乗ると
妙に気持ちよくなるのは何故でしょう?
答えは「ゆらぎ」といえましょう。
揺らぎとは、規則的なリズムの中に不規則性が含まれている現象です。一例は人間の心拍リズムで、ほぼ規則的ですが呼吸によってリズムがやや不整に。健常者では神経が微妙に調節するため、多少揺らぎます。逆に、メトロノームや時報が発するリズムには全くゆらぎがありません。
実際にゆらぎの現象は宇宙万物すべてに存在しています。地球上の自然界でも、寄せては返す海の波や風力、水面に反射する光などは、全く規則的ではなく、若干ばらついているのです。これは専門的に「1/fゆらぎ」と呼ばれ、fとはfluctuation (変動), frequency (振動)を意味します。音楽ではクラシック音楽やモーツァルトの楽曲などを分析すると1/fゆらぎが認められ、心地よさや癒しが感じられる根拠とされてきました。
あなたが電車に乗ると、あらゆるファクターが関わってきます。
つまり、レールの継目から発するほぼ規則的な音、エンジン音や車体の振動、身体が感じる加速度の力、空間移動を認知する視覚、車内で観察される様々な現象や音、landscape(風景)、soundscape(音景)などです。
各因子がゆらぎを有し、直接的・間接的に影響を及ぼすため、総合的に癒しがもたらされると考えられます。
医学博士 板東浩
レールのガタンゴトンの
揺れが落ち着くのは何故でしょう?
近年、「脳疲労」という概念が知られてきました。これは脳が操っている自律神経がうまく機能しなくなった状態といえましょう。
自律神経とは、意識していなくても、自身が自(みずか)ら身体の状況を上手に律してくれる神経です。交感神経と副交感神経という、反対の作用を示す両神経で絶妙のバランスを保ちます。交感神経は日中に身体を活動的にさせ、逆に、副交感神経は夜に休息するとき身体をリラックスさせています。
電車に乗ると、座席にすわるか、吊り輪に摑まって立ちますね。
いずれにせよ、今から闘うぞというのではなく、おとなしく安静にしており、副交感神経優位の状態です。このとき、レールのガタンゴトンという音と振動が身体へ規則的に伝わってくると、ちょうど適度な刺激に。この場面に似ているのが、医学的に心身をリラックスさせる状況です。つまり、深呼吸する、ストレッチする、好きな曲をきく、ゆったりと物思いに耽ったり、瞑想したりするなど。このような行動と共通しています。
いま、世界で統合医療や補完代替医療が注目されており、音楽療法や瞑想療法が含まれます。心身に対する多面的な研究が進行しており、今後の発展が期待されているのです
医学博士 板東浩
医学博士監修 トレ眠 〜トレイン効果で眠る音楽
電車に乗っていて
気がつくと睡魔がやってくるのは何故でしょう?
人間は、太古の昔から生命の起源を遺伝子に組み込んでいます。
生命はかつて海で生まれました。漢字の海=水+毎という成り立ちです。梅=木+毎であり、梅が毎年子孫である実をつけ命を育み繋いできたことが参考に。赤ちゃんはお母さんのお腹の中で、海のような羊水に包まれて育ちます。そのとき、胎児の聴覚はすでに機能しており、すでに外界の音を聞いているようです。
たとえば、あなたがプールで泳いでいるとき、水面近くでは周囲の音が聞こえますね。これは羊水中の胎児と同様であり、羊水の中で母親の規則的な心拍音や血流音を聴いているのでしょう。この古い記憶がずっと深層心理に残されています。そのため、夜の海岸で、打ち寄せる波の音を聞くと、なぜか懐かしいような記憶が蘇ってくるというワケなのです。
実は、大人になっても電車に乗ったとき、その音環境により胎児の時期に得た記憶が蘇るとされます。そして、安心感や快適さを思い出すことで気持ちよく感じ、眠気に繋がっていると考えられます。なお、参考となる事象として、ぐずっている子供に母親の心臓の音を聞かすと、泣きやむことが実証されています。すでに育児の現場でも実際に活用されているのです。
医学博士 板東浩
列車による音風景と景色の変化が、
心身をリラックスさせる。
地球には素晴らしい自然や音があり、人間には音楽があります。
人が住む社会には、綺麗な景色(landscape)や音環境(soundscape)が備わっているのです。
この現代社会の中で、人は誰もが常にあらゆるストレスが降りかかってきているといえましょう。そんなとき、日常を少し離れて、心身を癒すのもいいのではないでしょうか?
鉄道愛好家は親しみをこめて「鉄道オタク」、通称「鉄オタ」と呼ばれています。その中には、写真を撮る撮鉄(とりてつ)、乗ることが中心の乗鉄(のりてつ)が有名ですが、列車の音やホームの駅案内、メロディ、アナウンスなどを楽しむ音鉄(おとてつ)もあるのです。
列車の音で、ガタンゴトンという音と振動は、レールの継ぎ目を通るときに発生します。この適度な刺激は人を和ませる作用がみられるのです。いろいろな駅には音楽が活用されてきました。羽田や品川には空港チャイム、横浜には「ブルーライトヨコハマ」、久里浜駅には「秋桜」の曲が流れているのです。全国各駅を尋ねると、いろいろな縁(ゆかり、えにし)に纏(まつ)わる、心を揺らす曲とめぐりあうことでしょう。音楽は心の友、どうかうまく活用して心身を健やかに、ハッピーな人生につなげていってください。
医学博士 板東浩
医学博士監修 トレ楽 〜トレイン効果で楽になる音楽
列車に乗っているとき、
気持ちが落ち着くのは何故でしょう?
あなたは常に仕事で忙しく働いておられますか?
「忙」は心を亡くす(忙=心+亡)と書き、大切なことを忘れる(忘=亡+心)ことにもつながります。ときには俗世間を離れて、列車で旅行に出かけてみるのも一案です。日頃のストレスから解放され、心身をリラックスさせたいものですね。
近年、国際的にマインドフルネス(mindfulness)が注目されています。
これは「今、この瞬間」を大切に考えて行動する生き方」のことです。西洋では心身医学で用いられる心理療法であり、東洋では宗教的で瞑想に近い概念でもあります。実践法として、マインドフルネス瞑想が医療や福祉の現場でも行われてきました。具体的には、雑念を取り払い、五感の感覚(聴覚、視覚、嗅覚、味覚、触覚)を研ぎ澄まします。何も判断せず、あるがままに受け入れることが重要といえましょう。
このトレーニングについて、実は必ずしも特別な施設や指導者がなくても可能です。電車に乗り、目や耳に入ってくるすべての情報をそのまま認識し正視することに。窓の外を流れる自然の景色も、列車から発する音など音風景も、すべてそのまま受容します。心を無とし、気持ちを落ち着かせ、自分を高めるトレーニングとなるのです。
医学博士 板東浩
列車の体験から、
人生と世界が広がっていく
「鉄道オタク」の元祖として、チェコの作曲家ドヴォルザークが有名です。19世紀末に活躍し、クラシックとポップスの橋渡しを担いました。代表曲の交響曲『新世界より』第二楽章には日本語詩が付けられ、『遠き山に日は落ちて』と親しまれています。
彼は幼少の頃から鉄道が大好きで、プラハ音楽学校で教鞭をとっていたときも、授業日程は鉄道の日程を基準に組んでいたほど。51歳の時、アメリカの音楽院院長として招かれました。結局、新大陸で最新の鉄道を体験できるために了承したのです。
彼は汽車が走る音を好み、耳で記憶し、楽曲に活かしました。遠い異国の地で書き留めた楽想を、故郷でのバカンス中にまとめ、気軽な小品集として「ユーモレスク」(語源はユーモア)が誕生。ゆったりしたリズムから始まり、次第に気持ちよく速度をあげていく様子が目に浮かびます。また、ボヘミアの哀愁を感じさせる中間部の旋律の対比も素晴らしいですね。
ある日、彼は汽車の走行音の異常に気づき、「いつもとリズムが違うんだ!音楽家の私の耳を信じてくれ」と訴え、欠陥が発見され大事に至らなかったエピソードもあります。このように、列車のエピソードから世界が広がっていきます。
医学博士 板東浩
CD
医学博士監修 電車音ヒーリングシリーズ
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